長年培った冷間圧造技術で、
多様化・高度化するニーズにお応えします。
冷間圧造とは

冷間圧造(鍛造)とは、常温環境下で金属に圧力を加え、変形させながら成形を行う加工技術のこと。金属の塑性を活かして加工を行うことから、塑性加工とも呼ばれています。
アライパーツでは、この冷間圧造(鍛造)技術を主軸に、自動車、家電、弱電、住設など、幅広い業界に特殊形状の金属部品を提供しています。
塑性(そせい)加工:金属に一定の力を加えて変形させると元に戻らない性質を利用し、希望の形状に変形させること。
冷間圧造の加工方法
冷間圧造の加工方法の代表的なものをご紹介します。
これらの加工を組合せることによって、複雑な形状も加工することができます。
絞り

据込

トリミング

穴あけ

- 前方押し出し(絞り加工)
- 材料に圧力をかけ、元の径より細くする加工です。
- 据え込み加工
- 材料に圧力をかけ、元の径より太くする加工です。
- トリミング(打抜き)加工
- 材料を型抜きする加工です。
- 後方押し出し(穴あけ加工)
- 材料に圧力をかけ、穴をあける加工です。
加工可能な材料
専用の形状、線径に加工された、冷間圧造用の金属材料を使用します。
- 鉄:S10〜55、SCM415、435 等
- アルミ:A1000〜6000等
- ステンレス:SUS304 XM7、SUS410 430 等
- 銅・真鍮:C1100 2700 等
上記に記載の無い材料の加工もご相談ください。
他工法と比べた、冷間圧造のメリット
お客様の要求仕様(部品精度・形状・数量等)が冷間鍛造の製造条件に合致すれば、2次加工削減等により部品コストを大幅に改善し、大きな合理化を実現できる可能性があります。

冷間圧造の製品
- コストダウン
- 切削していないので材料のロスが少なく、コストダウンにつながります。
- 強度が高い
- 切削していないため、材料(金属)のファイバーフローが残り、製品に強度があります。
- 大量生産が可能
- 加工速度が速いので、生産性が良く、大量生産が可能です。(毎分40〜60個前後の高速生産が可能)
- 均一で安定した品質
- 金型によって形状を成形するため、加工精度が高く、均一で安定した製品を大量に製造できます。
- 連続加工が可能
- 熱による歪みが少ないため、高精度の製品を連続加工することが可能です。
自社工場で一貫生産 - ご依頼から納品までの流れ
お客様の必要とする金属部品を、図面から金型作成・試作トライ(検証)を行い、量産から検査、納品まで、自社工場内で一貫して行っています。納品後のフォローも徹底的にサポートします。
ご依頼から納品までの日程は、契約内容や加工内容などによって変わります。
まずはお打ち合わせをさせていただき、概算スケジュールをお出しいたします。詳しくはお問い合わせください。
お打ち合わせ
ご提案お打ち合わせ・ご提案
調達・設計ご担当者さまと、価格・形状・公差など細かく打合せの上、御見積から形状までご提案します。
納品
お客様のニーズに合わせた納品方法にて製品をお届けします。
フォロー&管理
量産開始後も品質を厳しく管理。万が一のトラブルには、専任スタッフが迅速に対応します。
生産部署や検査部署など、各部署からの改善提案を吸い上げ、お客様へのVA・VE提案も行います。